女性とデートをする日には、いつにも増して身だしなみチェックに力を入れる人も多いでしょう。ビシッと決めたこだわりのスーツに、細部まで整えたヘアスタイル。そして忘れてはならないのが、小物のチェックです。例えば20代の頃から使っているへたれた財布を使っている人は要注意。どれだけオシャレにキメていても、年齢に合っていないデザインだったりチープな素材感だったりすると、意中の女性にガッカリされるかもしれません。
そこで今回は、大人の男性が持っておきたい上質な長財布を5つ、ピックアップしてみました。30代以上の男性が意識しておきたい長財布の選び方とともにご紹介します。
30代以上財布の選び方
まずは大人が意識しておきたい“財布の選び方”について、3つのポイントでまとめました。1つずつ詳しく見ていきましょう。
服との調和を考える
ファッションを格上げしてくれる、財布。
普段はポケットや鞄に入っていて、他人から見られることは少ないのですが、登場機会が少ないからこそ取り出したときに強い印象を残します。大人の男性として、センスの光る財布を使っておきたいですね。
しかし、財布自体がオシャレならそれでいい、というわけではありません。あくまでその人自身に似合っていることが前提です。
では“似合っている”とはどういう状況なのでしょうか。
オシャレなスーツで着飾っていること?
身に付けるものすべてを高級なブランドで揃えていること?
それとも、お財布に入りきらないほどお金を持ち歩ける余裕があることでしょうか。
いいえ、大切なのは、普段の服装と合わせたときに違和感がないか、という点です。
例えば、Louis Vuitton(ルイ ヴィトン)2018年秋冬メンズコレクションの中でも特に注目を浴びている、「ポルトフォイユ・ブラザ」(ダーク・アンフィニティ)で考えてみましょう。表裏に描かれた、Louis Vuittonの大きなロゴが印象的なこちらの長財布は、トレンドを押さえていてとてもオシャレ。ハイブランドのオシャレアイテムということは、やはりファッションもハイブランドで揃え、バシッとキメておいた方が似合うのでしょうか。
実際はむしろ、ノームコアスタイルや少し抜け感のあるスーツ姿の方がテイストに合っていて、“似合う”でしょう。上質な素材で作られているけれど、少しカジュアルダウンしたデザインであるためです。
このように、自分の服装に合っているかどうかは、財布選びに欠かせないポイント。財布を購入する際は、デザインのテイストと自分のファッションを照らし合わせて検討してみましょう。
生活スタイルに合わせた形状を選ぶ
長財布といっても、形状はさまざま。パタンと折り込むだけのかぶせ蓋タイプもあれば、反対に周りをファスナーで囲んだラウンドファスナータイプもあり、最近はL字型にファスナーが施されたL字ファスナータイプも人気を集めています。生活スタイルによって、それぞれ向き不向きがあるため、まずはそれぞれの特徴を勉強しておきましょう。
<かぶせ蓋>
- メリット▷ムダなパーツがないためスリムで、スマートな印象
- デメリット▷ポケットや鞄から落としたときに開いてしまう可能性大
スーツを着る機会が多い男性から特に人気の高い、かぶせ蓋。スリムな形状のおかげで、スーツの美しいシルエットを崩さないことが魅力です。
ただし、ふと財布を落としてしまったときに、パッと開いてしまうリスクもあります。お札を落としてしまうのではないかと心配な人は、ファスナータイプを選ぶと良いでしょう。
<ラウンドファスナー>
- メリット▷収納力があり、もし落としてしまってもお札やカードが散らばる心配がない
- デメリット▷ファスナーがある分、財布自体が分厚い
カードを多く持ち歩く男性からは、ラウンドファスナータイプが高い支持を得ています。厚みがある分、かぶせ蓋タイプよりもカードやお札、小銭などをしっかり収納可能。さらにファスナーでしっかり閉じることができるため、落としたときにカードが散らばる恐れがなく、安心です。
ただし、やはりファスナーがある分、厚い作りになってしまいます。例えばスーツの内ポケットに財布を収める習慣がある人は、スリムなかぶせ蓋タイプの方が使い勝手が良いでしょう。
<L字ファスナー>
- メリット▷ファスナーで閉じるため安心感があり、さらにスリムタイプであれば、スーツのシルエットを崩さない
- デメリット▷種類が少ない
かぶせ蓋とラウンドファスナーの良いとこ取りをしたような形状が魅力の、L字ファスナー。その名の通り、片側にファスナーが付いていないタイプです。
そのファスナーの付いていない片側部分を薄く縫い合わせたスリムタイプと、マチを確保した収納タイプとがあり、自分の生活スタイルに合わせて選べるところも嬉しいですね。特に、スリムタイプであれば、スーツの内ポケットに入れてもシルエットを崩さないため、使い勝手も抜群です。
ただし、比較的新しい形状となるため、かぶせ蓋やラウンドファスナーに比べて各ブランドで販売されている種類は少なめとなっています。選択肢の少なさが、唯一のデメリットと言えるでしょう。
このように、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分にとって使いやすい形状はどれなのか、使うシーンを思い返しながら選んでいきたいですね。
素材にこだわる
大人の男性たるもの、上質な財布を選びたいところ。
どうしてもブランドのネームバリューを意識してしまいがちですが、本当に見るべきポイントは素材です。多くの男性が、革の財布を選ぶ傾向にありますが、その革にもさまざまな種類がありますよね。傷が付きにくく、エイジングしやすい素材を選ぶことが重要です。例えば
- カーフレザー
- コードバン
- ブライドルレザー
- マルティーニ
このあたりは強度が高く、使えば使うほど手に馴染んでいく上質な素材。値が張ることは避けられませんが、長い目で見たときに「選んでおいてよかった」と実感できること間違いないでしょう。
いかがでしょうか。
財布選びのポイントを整理したところで、ここからは今選びたい上質な長財布を5つ紹介していきます。
LOEWE(ロエベ)/パズルロングホリゾンタルウォレット ブラック
まず紹介するのは、スペインのラグジュアリーブランド、LOEWEの「パズルロングホリゾンタルウォレット ブラック」。革へのこだわりに定評のあるLOEWEらしく、希少価値の高いカーフレザーで作られた長財布です。キメが細かく、肌触りが優しい点が特徴のひとつ。パズルのような近代的なデザインは、持っているだけでセンスを高めてくれそうですね。
Bottega Veneta(ボッテガ ヴェネタ)/ダークレザー イントレチャート VN コンチネンタルウォレット
憧れのブランドという人も多い、Bottega Veneta。そのBottega Venetaを象徴する、イントレチャートの財布は、大人の男性なら是非とも持っておきたいアイテムです。今回紹介する「ダークレザー イントレチャート VN コンチネンタルウォレット」はかぶせ蓋タイプで、とってもスリム。一方で、外ポケットも用意されているため収納力も高いのです。
dunhill(ダンヒル)/カドガン エンジンターン ジップコートウォレット
「無難なデザインには飽きた」というみなさんには、dunhillの「カドガン エンジンターン ジップコートウォレット」をおすすめします。ブルーを基調としたイタリア製の長財布で、エンジンターン柄が洗練された雰囲気を演出。普段、シンプルなファッションを好んで身に着ける人にとっては、良いアクセントにもなるでしょう。一見ハードな見た目が印象に残りますが、カーフらしい柔らかさで手にしっとり馴染む質感だと評判です。
LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)/ポルトフォイユ・ブラザ(オンブレ)
大人の男性から特に人気の色といえば、ダークブラウンですよね。ダークブラウンは経年変化でさらに色つやが増していき、深みのある色合いへと変化していきます。その変化を見越して色を選ぶのも楽しいものです。そんなダークブラウンに心を惹かれるみなさんへは、言わずと知れたハイブランド、LOUIS VUITTONの「ポルトフォイユ・ブラザ(オンブレ)」をご紹介。上品な光沢感が印象的なこちらの財布は、まさに大人の男性向けの商品と言えるでしょう。風水の観点からも“お金が貯まる”色とされているので、迷ったときにはこちらを手に取ってみてはいかがでしょうか。
Berluti(ベルルッティ)/EBENE(エベネ) レザー ロングウォレット NERO
フランスの高級ブランドであるBerluti。日本での知名度はあまり高くないものの、世界的にみると高級革財布=Berlutiというほど高い評価を得ているブランドです。本物を選びたい人は、ぜひ候補に入れておきたいですね。中でもおすすめは、「EBENE レザー ロングウォレット」。陶器のような美しさを誇るヴェネチアカーフレザーで作られており、つい見とれてしまうほどエレガントな見た目です。シンプルなデザインだからこそ、その上質さが伝わってくるのではないでしょうか。
まとめ
“本物”を選びたい大人の男性にピッタリな長財布を5つご紹介しました。上質な素材で作られた財布を選ぶと、丈夫で型崩れしにくく、さらに経年変化で風味のある色合いが楽しめることから、結果として長く使い続けられる傾向にあります。今回紹介したポイントを踏まえて、ぜひ年を重ねたからこそ似合うこだわりの財布を見つけてください。
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